仕事と心を両立させる
私なりのバランス設計
私たちは日常の中で、何度も選択を迫られます。
仕事を優先するか、プライベートを優先するか。
我慢するか、気持ちを伝えるか。
人の話を聴くか、自分の意見を言うか。
そんなとき、つい
「どちらが正しいか」
「どちらを選ぶべきか」
と考えてしまいがちです。
けれど最近、私はこう思うようになりました。
二つのうち、どちらかを選ばなくてもいい。
その間に、自分に合ったバランスを
見つけるという選択もあるのだと。
半分ずつである必要はありません。
今の自分にとって無理のない比率、
今のフェーズに合った立ち位置を選べばいい。
自分も大事だし、周りも大事。
耐えることも必要だし、前に進むことも必要。
聴くことも大切だし、伝えることも大切。
「どちらかを我慢する」のではなく
自分なりのバランスポイントを知ることが
人生を楽に、そして長く
進めてくれるのだと思います。
私が意識している、バランスの取り方
私自身が日々大切にしているのは
次の五つの行動を偏らせすぎないことです。
聴く
話す
伝える
書く
読む
いわゆるインプットとアウトプットですが
その方法は一つでなくていい。
誰かの話をじっくり聴く日があってもいいし
言葉にしきれない思いを
ノートに書く日があってもいい。
本を読んで視野を広げる日もあれば
誰かに自分の考えを伝える日もある。
大切なのは
同じことばかりを続けすぎないことです。
もう一つ大切な「余白」
ここに
私がとても大事にしている要素があります。
それが、「余白」や「沈黙」の時間。
何もしない時間。
考えない時間。
答えを出さなくていい時間。
この余白がないと
どんなに行動を整えても
心はすぐに疲れてしまいます。
だから私は
五つの行動に「余白」を加えた
六つのバランスを意識しています。
バランスが崩れているサイン
もし最近
「なんとなく疲れている」
「うまく回っていない」
と感じたら
こんな視点で振り返ってみてください。
最近、書いていない
→ 気持ちが内側で滞っているかもしれない
人の話を聴いていない
→ 共感やつながりが薄れているかもしれない
本を読んでいない
→ 視野が狭くなっているかもしれない
話していない
→ 感情が溜まっているかもしれない
伝えていない
→ 人との関係が止まっているかもしれない
余白がない
→ 全体が無理をしているサイン
すべてを一度に整える必要はありません。
一つだけ意識して整えるだけで
全体は自然と戻り始めます。
女性起業家のための
仕事と心のバランス設計
ここからは視点を少し絞り
女性起業家のための
仕事と心のバランス設計について。
起業すると、時間は一気に自由になります。
同時に、その自由さゆえに
すべてが自分次第になる。
いつ働くか
どれくらい働くか
どこまで頑張るか
どこで止めるか
この「決め続ける状態」が
女性起業家の心を静かに消耗させていきます。
頑張りすぎる原因は、意志の弱さではない
多くの女性起業家を見ていて感じるのは
頑張りすぎてしまう人ほど
責任感が強いということ。
手を抜きたいわけではない。
適当にやりたいわけでもない。
それでも
気づいたらずっと仕事のことを考えている
休んでいるはずなのに、頭が休まっていない
心が疲れてから、スケジュールを見直す
こうした状態に陥りやすい。
これは意志の問題ではなく
設計の問題です。
スケジュールは「感情の設計図」
スケジュールは
タスクを詰めるためのものではありません。
感情とエネルギーを守るための設計図です。
どの時間帯に思考が冴えるのか
どこで感情が揺れやすいのか
どんな作業のあとに疲れやすいのか
こうした自分の内側のリズムを把握することが
本当に必要な視点です。
六角形バランスをスケジュールに落とす
「聴く・話す・伝える・書く・読む・余白」
この六角形は、感覚論ではありません。
そのままスケジュールに落とし込めます。
午前中
書く・考える
午後前半
伝える・話す
午後後半
読む・聴く
夕方以降
余白
作業内容ではなく
使うエネルギーの種類で時間を分ける。
それだけで、仕事の疲れ方は大きく変わります。
一日を完璧にしなくていい
毎日、六角形を完璧に回す必要はありません。
今日は「話す」が多い日。
明日は「書く」を中心にする日。
今日は余白を多めに取る日。
一週間単位で見て、回っていればいい。
女性起業家にとって大切なのは
短距離走ではなく、長く走れる設計です。
スケジュールが整うと、心が静かになる
感情が落ち着くと、判断がブレなくなります。
判断がブレなくなると、
仕事のスピードが上がります。
無理をしていないのに
ちゃんと前に進めている感覚が生まれる。
これが
仕事と心のバランスが取れている状態です。
女性起業家のあなたへ
あなたは
もっと頑張らなくていい。
もっと詰め込まなくていい。
必要なのは
自分を律することではなく
自分が心地よく働ける構造をつくること。
スケジュールは
あなたを縛るものではなく
あなたを守るためのものです。
今日の予定を見ながら
少しだけ問いかけてみてください。
「今日の私は、どの辺りが細くなっている?」
そこをほんの少し整えるだけで
仕事も、心も、ちゃんと回り始めます。
あなたのビジネスは
あなたが整っていてこそ、育っていくのです。
